【大人のビジネス英語】異文化間コミュニケーションで必須!「~をご存じですか?」

【大人のビジネス英語】異文化間コミュニケーションで必須!「~をご存じですか?」

みなさん、こんにちは。

海外から日本に来て日も浅く、日本に関する知識があまりない人にいきなり固有名詞を使って話すとすれ違いが生まれてしまいます。

そんな時には上手く「~をご存じですか?」と相手の認識を最初に確認してから会話をしていくという方法が有効です。こんな風に異文化間コミュニケーションでも必須の表現、あなたは英語でどう表現しますか?

今回の記事では、もちろんビジネス英語としても重宝する自然な「~をご存じですか?」の英語表現をご紹介していきます。

 

自然に「~をご存じですか?」と聞けるのは「Have you ever heard of…?」

相手に自然に「~をご存じですか?」と聞けるのは「Have you ever heard of…?」という英語表現です。

直訳すると「あなたは今までに~について耳にしたことがありますか?」となります。

例えば「Have you ever heard of Sumida?」は「墨田をご存じですか?」という意味になります。また、「Have you ever heard of “omotenashi”?」と使うと「おもてなしをご存じですか?」と表現できます。

これらの例文からも分かるように、日本国内で使用する場合は基本的に相手が国や文化の違いから知らない可能性が高いであろうものについて聞く際に重宝するでしょう。相手が知らない可能性の高い固有名詞、または専門用語だけを羅列して話すと相手も会話をしにくくなってしまいます。

そんな時は「Have you ever heard of…?」のようなフレーズを使ってまず相手の認識を確認してから話を続ける工夫をすると会話も弾みやすいです。

 

意外と盲点!「Do you know…?」をビジネスシーン使うのは要注意!

「~をご存じですか?」と聞いて、「Do you know…?」を思い浮かべる方も多いと思いますが、このフレーズは厳密に言うと違うニュアンスが伝わってしまうため注意が必要です。

今回取り上げている「Have you ever heard of…?」は「そんなに広くは知られていないんですが、知っていますか?」という風に相手がもし知らなくても当たり前、という含みがあります。それに対して、「Do you know…?」と質問して相手が「No.」と答えた場合、「知ってると思っていたけど、知らないんですね」というニュアンスが伝わってしまいます。

このため、特に相手が知らなくても当然のことについて質問する場合は、「Do you know…?」と質問するのは避けた方が賢明です。また、「Do you know +人?」と表現した場合は「その人と面識がありますか?」という意味で伝わることも念頭に入れておきましょう。

 

重要ポイント!相手の認識に合わせて上手に物事を説明する力も求められる

特に異文化間コミュニケーションの場合、例えば「Have you ever heard of Sumida?」と相手に聞いても「No, I haven’t.」と返ってくることもしょっちゅうです。

その場合、「It’s a part of Tokyo.」、「それは東京の一部なんですよ」と補足してそのことについて説明し、相手の理解を助ける工夫が必要です。

実際にやってみると分かるのですが、相手が全く馴染みのない事柄についてイチから説明するというのは骨の折れる作業です。特に、日本文化は欧米文化に比べて「説明しなくてもみんな知っている、分かっている」ことが多いので、改めて分かりやすく説明しようとすると難しく感じます。

もちろん少しずつ慣れてはきますが、特に海外から来た英語ネイティブと話す際は自分にとって当たり前のことについて上手く説明するという意識を持っておくと役立つでしょう。

 

「Have you ever heard of…?」は相手に失礼なく「~はご存じですか?」と尋ねて話題を拡げられる便利な英語表現です。

ぜひあなたも色んな場面で活用してみてくださいね。

 

※使えるビジネス英語をシリーズでお届けしています。

前回の記事、「【便利な英語フレーズ】うっかりミスに注意!「日本語を話されますか?」」もこちらからどうぞ!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。 英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。 長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。