みなさん、こんにちは!
ビジネスシーンで活用できる英語表現をシリーズでお届けしています。
日本と欧米諸国企業では、文化・慣習の違いから意思決定や組織文化に大きな違いが存在することが多々あります。
また、日本語ビジネスに関連した表現には名詞を使ったものが多く、一方で英語では動詞を使って同じ意味を表すことが多いという特徴があります。この特徴のために日頃よく使うビジネス単語を英語でどう上手く言い換えれば良いか分からない、という悩みを持たれている方も多いかと思います。
今回の記事では、そんな悩みを解決すべく、シリーズ最終回として知っておくと非常に便利な日本でよく使われるビジネスシーン表現の英語言い換え例をご紹介していきます。
※シリーズ前回の記事「【ビジネス英文メール】覚えておくと重宝する!ビジネスでよく使う表現を英語で!②」を見逃した方はまずこちらからどうぞ!
「英文メールを書く際や英語ネイティブと英語で話す際、どんな表現を使えば良いかが分からず困っている」そんな方はぜひ参考にしてみましょう。
日本語でよく使われるビジネス表現を英語で①意見調整
よく使われるビジネス表現一つ目としてご紹介するのは、「意見調整」です。
「coordinate views」や「build a consensus」などを使うといいでしょう。
例を見てみましょう。
「私が他部署間での意見調整をさせて頂きます」
「I will coordinate views among the departments.」
「部署間での意見調整をしましょう」
「Let’s build a consensus between the departments.」
ちなみに、amongとbetweenの違いは前者が3つ以上のものの間、後者が2つのものの間という意味を表します。
このように、英語では「部署間」と言っても対象の部署がいくつあるのかしっかり示唆しなければいけない点に注意しましょう。
日本語でよく使われるビジネス表現を英語で② 意思疎通
次にご紹介するのは、「意志の疎通」という表現。
この場合は、「communication」、「communicate」など、文脈や文章の構成に合わせて名詞、動詞を使い分ける必要があります。
こちらの例文も見ていきましょう。
「Let’s have a meeting to enhance communication with the staff.」
「Have a communication meeting with the staff.」
「スタッフとの意思疎通を図るための会議をしましょう」、
「How about having a quick meeting to improve communication with the team?」
「チームの意思疎通を改善するために、簡単なミーティングをするのはどう?」
前者の例文のように、enhance communicationと表現すると若干丁寧さとフォーマルさが加わった響きとなります。
この意思疎通という言い回しも日本のビジネスシーンではよく登場しますので、英語での言い換えもぜひマスターしておきましょう。

日本語でよく使われるビジネス表現を英語で③ 担当者
最後にご紹介するのは、「担当者」の意味を表す英語表現です。
この担当者という日本語は英語にしづらいと言われますが、英語では「責任を負う人、責任者」と言い換えるのが一番近いでしょう。
例:
「The person responsible should report the number of participants.」
「責任者は、参加者の人数を報告すること」
「The person responsible for this project is not present at the moment.」
「このプロジェクトの責任者は今席を外しています。」
このように、特に日本独特の言い回しは上手く英語でのニュアンスを捉えた表現に言い換えて活用していきましょう。
いかがでしたか?
今回取り上げたビジネス単語の英語での言い換えは、基本的に知らないとイマイチしっくりした表現に辿り着けず迷ってしまいがちなものばかりです。
ぜひあなたも当記事内容を参考に、実際のビジネスシーンでどんどん活用してみてくださいね。

日本で英語講師、行政通訳・翻訳の仕事を経験後、アメリカ人の夫との結婚を機にアメリカに移住。
英語コーチとして独立する傍ら、英語系ライターとしても活躍。
長い英語学習歴、教授歴、実践歴を活かし「日本人だからこそ躓きやすい」「そこが知りたかった!」そんな情報を分かりやすくお伝えしていきます。
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