フランスからみえるイギリスとは…?

こんにちは、現在フランスに在住のKeisukeです。

みなさん季節の変わり目ですが、お身体にお変わりはありませんか?フランスもついこの前まで半袖でもよかったくらい暖かったのに、急に今週になって厚手のコートが必要なくらい寒くなりました。

さて今回は、フランスからほんとすぐ側にある英語圏、イギリスとの関係について少し書きたいと思います。

イギリスとフランスの2カ国関係は歴史的に見てもそう簡単に語れないほど深く複雑なものでしょう。ブレグジットという歴史的イベントが控えている中、実際にフランスとイギリスの交通面やパリで見られるイギリスについて今回はお話します。

フランスとイギリスは本当に近いのですが、行き方は様々です。パリからロンドンであれば、英仏海峡トンネルを通過して2時間半程度で行き来できるユーロスターが一番便利でしょう。お値段も時期によってではありますが、だいたい大人片道6000円〜でチケットが買えてしまいます。お安いですよね!

また、パリ以外でフランスの別の都市からイギリスに行くには飛行機がオススメです。というのもヨーロッパはLCCがとにかく安く、便利なのです。フランスに二年間住んでいるので自分の経験上、フランスのボルドーからロンドン行きのLCC、Ryanairが一番安いと思います。時には片道1000円以下、なんなら700円くらいでチケットが売られていることもあり、本当に驚きです。

このように交通面でもすごく便利なフランスイギリスですが、例えばパリにはどのくらいイギリスの要素が親しまれているのでしょうか。

まず、パリにはイギリスを代表するスーパー、マークスアンドスペンサー(Marks & Spencer)が15軒ほどあって、すごく人気を博しています。売っているものはイギリスから輸入された商品ばかり、またその場で作られるスコーンやショートブレッドまであり、イギリスの味をフランスでも楽しむことができます。また意外に野菜などは安く売られており、私もマークスアンドスペンサーのもやしはよく購入します(1パック80円くらいで買うことができるのです!)。やはり店内ではイギリス英語をよく耳にするので、駐在の方、もしくは旅行中のひと休みという意味でイギリス人がよく利用しているのでしょうか。面白いですね!

観光客も多いパリ市内のM&S

また、パリ市内には数多くのイギリス風のパブ、カフェが存在します。働いている人もイギリスの方が多く、ここフランスで英語対応をされます。

特に、パリを代表する有名な観光スポット、ノートルダム寺院のすぐ側にある「シェークスピアアンドカンパニーカフェ(Shakespeare and Company Café)」はむしろここだけイギリス?英語圏?と思うほど店員、客層共にイギリス人、英語圏の方々ばかりです。そこのコーヒーや他の飲み物(レモネードやホットチョコレート)はもちろん、パイやケーキも美味しいです。初めて私が行った時は何も知らなかったので普通にフランス語でコーヒーを頼んだのですが、返事がコテコテのイギリス英語で驚いたことを今でも覚えています。前回テラスでコーヒーを飲んでいた時は、その日そこで知り合ったアメリカ人同士が仲良く会話しているのを耳にしました。フランスで、英語圏の人たちがフランスについて語り合っているのを聞いてなんだか不思議に思いました。ちなみにそのコーヒーショップの隣にあるのは同じ系列の本屋のようで、英語の本がたくさん売られています。

また、かのルーブル美術館のすぐ側にはイギリスでよく目にする文房具、本屋のWHSmithがあります。そこで売られているのは英語の本ばかり!こんなパリのど真ん中でこのような店が存在していることから、利用者が本当に多いのでしょう。その店舗の上の階にはあの紅茶のメーカートワイニングのカフェもあります。

スコーンやアフタヌーンティー、ブレックファストを提供するカフェはフランス全土で人気でよく目にします。スコーンも手作りがほとんどで美味しいです。フランスのスーパーやパン屋ではスコーンを目にすることはあまりなく、イギリス風のカフェが重宝されるのです。

フランス、ボルドーで人気の紅茶屋さんのスコーン

さて、ここでどのように英語で注文するのかという話なのですが、イギリスだと店内に入ると基本的に、

→Hello! / Hey ya! What can I get you? / Do you need anything? / Can I get you anything? 「はーい!何が欲しい?」

と結構フレンドリーに接してきます。(コーヒーショップやバーでの話)

簡単に、XXX, please.と答えましょう!イギリスではありがとうの場合、Cheers!をかなり頻繁に使うのでこれをいうとイギリスっぽくなります。覚えておきましょう。上記に書いたパリのカフェでも、cheersを言われた覚えがあります。

英語は世界各国、どこにでもあふれています!それは少しずつ違ったり、一緒だったりと比較していくと面白いですよね!日本にもきっと、イギリス、アメリカの店がたくさんあると思うのでそれを発見していくと人脈、また文化を学ぶことができると思います!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

色々な国で言語を学ばれた講師です。何事も諦めずに頑張る!という熱心な指導力を持っている事で人気です。 座右の銘は「Comparaison n’est pas raison. 」。 物事を比較しても、何も明らかにはならない。比較することは意味がない。(フランス語の諺)