【ネイティブは使わない英語】形容詞みたいだけど?通じない和製英語に気をつけよう!

形容詞みたいだけど?通じない和製英語に気をつけよう!

Hello from Canada. Fruitful English講師のYukoです。

 

「え~、英語じゃないの?!」

カタカナの言葉を英語の言葉と思ってたことってありますよね。

ホッチキス=stapler

コンセント=outlet/socket

パン=bread

というように、もともとの英語とまったく違うものや

マンション=condominium(condo), apartment, flat

mansion=豪邸

というように元々の英単語と意味が違ってしまっているものもあります。

つまり、和製英語には、

「造語である和製英語」

「本来の英語と違う意味の和製英語」

の二種類があります。

今日は、形容詞っぽく使われている和製英語をご紹介します。

 

リラクシーな

夏の間、日本のブログやウェブサイトで何度か見かけたこの言葉。

「暑い日はリラクシーなワンピースで」

「リラクシーなスタイルで夏を快適に」

というように使われていました。

「ラクチンな」「くつろいだ」「気取らない」

という意味で使われているのだと思いますが、

relaxy という英語は存在しません。

英語でいうと relaxing ですね。

 

ボリューミーな

「ボリューミーなステーキで有名なレストラン」

「ボリューミーなスカートを合わせる」

意味は、「量が多い」「ボリュームのある」ですが、

残念ながら、volumy は存在しません。

voluminous =「分量が多い、豊富な、容積の大きい、(衣服などが)大きめの」

という形容詞が英語では正解です。

 

エネルギッシュな

これはみなさんもよく使われているかもしれませんね。

「エネルギッシュな人」

「エネルギッシュに踊る」

「エネルギーにあふれた」「元気な」という意味で使われています。

英語っぽいですが、和製英語です。

英語では、energetic という形容詞になります。

 

アットホームな

TVコマーシャルや求人広告などで、

「アットホームな雰囲気の会社」

「アットホームなレストラン」

という表現をみかけませんか?

「家庭的な」「くつろげる」「あたたかな」「和やかな」というイメージが浮かびますね。

英語で書くと、at+home は、前置詞+名詞ですので、形容詞ではありません。

“He reads at home.”=「彼は家で読書する。」

というように、「家で」と場所を表します。

では、和製英語の「アットホーム」はどのように英訳すればよいのでしょう?

homey=「家庭的な、くつろいだ、気楽な」

cozy=「居心地の良い、くつろいだ、親しみやすい」

といった形容詞を使うと良いですね。

 

ナイーブな

「ナイーブ」は、勘違い率が高い和製英語でしょう。

なぜなら、英語でも naive という形容詞が存在するからです。

日本語では、以下のように使います。

「彼女はナイーブな性格だ」

「彼はちょっとナイーブなところがあるから」

「繊細な」「傷つきやすい」という意味で使われていますね。

ところが、英語では意味が違うんです!

naive=「世間知らずな、単純な、純真な、だまされやすい、(考えなどが)甘い」

という意味です。

“She is so naive.” は、

「彼女は傷つきやすい」ではなく、

「彼女はとても世間知らずだ」になってしまいます。

どちらかというとネガティブな意味になってしまうので、要注意です

和製英語の「ナイーブ」は、英語でいうと、sensitive になります。

 

気を付けること

英語の形容詞には、

先ほど出てきた homey, 「ばかげた」という意味の foolish

y ishで終わるものがあります。

ですので、

relax+y, volume+y、energy+ish も、本当の形容詞っぽく見えてしまいます。

そして、

naiveのように、実在する形容詞なのに、本来の意味が違う和製英語もあります。

和製英語を英文・英会話で使わないようにするには、

本当に存在する単語なのか

和製英語の意味と英語の意味は同じなのか

という2点に気を付けてみましょう。

 

フルーツフルイングリッシュで英語表現の楽しさ感じてください 。初めての方には英作文添削チケット2回分をプレゼント。
「無料英語テスト800問(解説付)」メルマガも大人気。今すぐチェック!

英語テスト800問・英文添削2回が無料!

※このブログでは英語学習に役立つ情報アドバイスを提供していますが、本ブログで提供された情報及びアドバイスによって起きた問題に関しては一切、当方やライターに責任や義務は発生しません。
※ここでの情報や助言を参考に英文を書いたり下した判断は、すべて読者の責任において行ってください。ここに掲載されている記事内の主張等は、個人の見解であり当社の意見を代弁・代表するものではありません。

1 Star (6 イイネ!が押されています)
この記事が良いと思ったらイイネ!を押してください。
読み込み中...
 HOMEへ戻る 

コメントする

コメントは認証制です。執筆者に認証されるまでは表示されません。

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

カナダ政府や日本政府機関でも勤務経験があり、現在も日本で年に一度カナダ外交に関する講座を大学で担当しているというこれまでにない経歴を持つ講師。カジュアルからフォーマルな英語表現まで指導することができます。