【役に立つビジネス英語学習】「やっぱり人だね。」戦略について

【役に立つビジネス英語学習】「やっぱり人だね。」戦略について

みなさん、こんにちは。

ビジネスにおいての「人」、またその関わりについてシリーズでお届けしています。

前回は、目標についてのお話でした。

前回の記事「【役に立つビジネス英語学習】「やっぱり人だね。」目標について」を見逃した方はこちらからどうぞ。

今回は、ビジネスを進める上での「王道」、戦略を考えていきます。

目標が決まって、それを支える「人」がいます。そして、予算、必要な工場や店舗などの不動産、道具やなどの動産、データベースや権利といった無形資産、そして「人」に働いてもらうための給与や仕事をした結果に報いる報奨制度があっても、事業に十分な価値を生み出せるでしょうか。

競争相手に勝つこと、利や便利を求める顧客に応えること、会社の株の価値や名声とイメージの向上、そして、上記の資産や会社の方針自体が有るというだけではなく、「戦略」と呼ばれる何らかの付加価値、差別化、工夫がなければ、いくら「人」が長時間働いても、居酒屋で仲間意識を高めても、上司に忖度をしても事業の成長は見込まれないでしょう。

さて、それでは英語で戦略とは何というでしょうか。

英語で戦略とは

以下に付します。「戦」といえば、戦争です。ビジネスでは、戦争から生まれた言葉は意外と多いのです。

戦争では、国家の存続と戦士の命をかけた争いですからひたすら真面目に頭に汗をかいて戦略や戦術を練らねばなりません。

ご存知のthe Internet/the internetもどこかの通信が攻撃されてもクモの巣状の通信網があれば情報通信ができるという戦略から作られた情報の軍事兵器が民間に転用されたものです。前回の記事で説明したMissionも軍事用語からきています。

Strategy:

まさにこの言葉が「戦略」。「詳細に準備された計画」です。

不可算名詞で使えますが、戦略が幾つか有る場合など、”I came up with a few strategies.”「幾つかの戦略を考えついた。」の様に可算名詞でも使えます。この言葉自体もともと軍事用語です。軍事だけではなく、ビジネス、政治、各種業界、スポーツなどで使われます。

[例文]

We deployed a high-risk strategy to survive in this industrial depression. 「我々は、この業界不振の中で、生き残りを掛けたハイリスク戦略を具備することとした。」

deploy: 他動詞で、「(何かを達成するために)・・・を備える/使う」という意味です。これの発祥も軍事用語です。strategyとは馬が合う表現です。

Strategyは、あらゆるビジネスの詳細計画として使われます。人、金、資産、情報をはじめ色々なことの戦略となります。

[表現例]

a marketing strategy/ business strategy/ human resource strategy/ financial strategy/ brand strategy/ economic strategy/ acquisition strategy「企業買収戦略」

など、以上に限らず多岐に渡ります。

Tactic:

可算名詞ですが、ほとんど複数形のtacticsで使われます。これも「戦略、またはとりわけ組織と人員活用戦略」の意味で、strategyと比べると使用頻度はかなり少ないです。そして、これも軍事用語として生まれました。

これは、或る中国古代のあまりにも有名な軍事戦略家のSun Tzu(孫氏)の書物で英語として使われた様です。the Art of war – StrategyTactics, and Leadershipは古典とされます。

[例文]

A series of tactics were employed to stimulate the country’s economy.「その国の経済を刺激するために、数々の戦略が用いられました。」

※参考ー[時間稼ぎ]

His complaint about the opinion should be a delaying tactic to make a better opinion himself.「その男のあの意見への不平は、自分でより良い考えを生み出すための時間稼ぎ策に違いない。」

 

いかがでしたか?

今回は以上です。次回も戦略についてお話していきますので、お楽しみに。

 

FE講師 – Shinichi

 

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2004-2006年に米国資産評価会社本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。