【役に立つビジネス英語学習】「やっぱり人だね。」人材活用と人事について

みなさん、こんにちは

前回は、雇用に関わる日本語と英語の違いを社会的背景などに絡めてお伝えしました。

※前回の記事「【役に立つビジネス英語学習】ビジネス英語表現 (3) – 用語の使い分けをしよう!」を見逃した方はこちらからどうぞ!

さて、今回は、、、。

「やっぱり人だね。」

ビジネスを起こすにしても継続するにしても主体は、考えるのも、動くのも、支えるのもです。

ビジネスに欠かせないのが資金(capital)です。

これを投資家や銀行から調達するのもです。

「お金が必要です。」「はいどうぞ。」というように簡単にはいかないので、経営計画(business plan)、どの事業(business)に一定の期間で予算(budget)を組み、投資家や銀行に利を為すように納得させなければなりません。そして、製品やサービスを組み立てて、お客様に紹介して、その後のアフターサービス(post service)をするのもです。

事業に必要な機械や道具、仕入れ(買い付け)をするのにこれらの効用や適切な支払いを考え実行するのもです。

このような事業に必要な情報を探し出しそれを分析(analysis)するのもです。

これらに必要なITを動かすのも利用するのもです。

そしてあらゆる人を採用して、教育して、評価して、恩恵を与え、ビジネスに貢献してもらえるようにするのが人事(Human Resources)です。

「やっぱり人だね。」ということで、

今回からはしばらく、人材活用と人事について語っていきます。

 

人材管理 ー Human Resources Mangement

組織が大きくなると人事部、Human Resources DepartmentHR Management Deparmentなどと呼ばれる組織が必要となってきます。

従業員にとっては、勤怠管理、給与計算、厚生業務などが内部管理の部署と思われがちですが、実は経営の要のひとつであり得ます。これは後述します。

さて、人事部だけが人材管理の場所ではありません。組織でなんらかの仕事をしている以上、人と人が関わります。

直属の上司(口語では、boss/ビジネス的には、direct superior/immediate superior/direct report(=報告書ではなく、直属の上司という人ですよ))と直属の部下(indirect report)の間でも、仕事を教え、評価して、日常の勤怠管理をする人事的役割は大きいです。

会議や勉強会、OJT(On-the-job training)などの現場での人材管理は実務上とても大事です。

 

やる気と組織文化

人がダレていてはビジネスはダメになります。これは、採用にも人材開発にもつながりますが、やはりそれ相応の組織文化を作る必要があります。

幾つかのキーワードから考えてみましょう。

Motivation

「動機付け」の意味になります。簡単にいうと「やる気」です。

上司、同僚に限らず、組織の目標と実績管理、組織が与える恩恵、組織の雰囲気などがこれの源になります。もちろん、その人個人のものの考え方、自分の将来展望も大事です。

(例)A lack of motivation is the major problem in this organisation.「この組織で重大な問題は、やる気が失われていることだ。」

Empowerment

上司や指導者が、「あれをせよ、これはするな」と言っても、マニュアル通りに動いても人はなかなか成長しませんし、失敗しても言われた通りにしただけと思い反省したふりをしても実際学ばないでしょう。ところが、Empowermentという現場に責任を持たせることにより、自分たちで考え、決定して、時には組織の上部を納得させ、反省や自己評価をして学んで、最終的にはより良い実績を残してもらう経営手法です。

(例) Why don’t you introduce empowerment to brush up on your subordinate talents?「君の部下の能力を磨くためにエンパワーメントを導入してはどうかね。」

Rewards/incentives

「馬の前に人参をぶら下げている一生懸命走る」このことと同じではありませんが、人間もやはり、何かの恩恵が無いとやる気に拍車がかかりづらいことが多いです。

Rewardは、恩恵ですが、お金とは限りません。自社株式の提供などもありますが、これに加え販売員に社用車での通勤を認める、一般社員にFlextimeの比較的自由な労働時間を認めるなどもそうです。新たに秘書を付けるなどもそうです。さらには、表彰、上役との高級レストランでの会食などの心理的恩恵も含まれます。

(例)I firmly believe that psychological rewards influence the human brain more effectively than financial rewards. 「心理的恩恵は、金銭的恩恵より人間の脳に与える影響がより効果的となると固く信じています。」

 

いかがでしたか?

今回は以上です。人材についてはまだ続きます。

 

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2004-2006年に米国資産評価会社本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。