promiseだけじゃない!?様々な「約束」の英語表現を覚えよう!

promiseだけじゃない!?様々な「約束」の英語表現を覚えよう!

こんにちは、さゆりです。

先日添削をしていて、何気なく使っている「約束(という趣旨)」の単語ですが、実に様々な種類の訳し方・単語があることに気づきました。

早速、見ていきましょう!

人に会う約束と予約の違い

例えば、医者や弁護士などのprofessional との会う約束には通常Appointmentが使用されます。

I have an appointment with my dentist (lawyer) this afternoon.

(午後に歯医者(弁護士)との約束がある。)

とするのが最も一般的でしょう。この様な「人と会う約束(予約)」には、BookingReservationは使いません。逆に、レストランやホテル、飛行機の座席、コンサートの座席など、「場所(スペース)」の予約には、BookingReservation を使用します。

I have booked (reserved) a table for 6 at XXXX restaurant.

(XXXXレストランに6人でテーブルを予約した。)

 

フォーマルな用事の約束の場合

また、「用事」という意味の約束では、少しフォーマルな表現になりますが、Engagement、Commitmentなども使用します。

「他の用事(約束)があるので、その会議には出席できません」という場合は、

I can’t attend the meeting due to another engagement (commitment, appointment)

となります。

この場合、appointment を使用すると、「人と会う用事」という意味になります。Engagement、Commitmentは、人と会う用事以外の「他の用事」にも使用できます。

 

万能なPromiseの他にも使える「約束」の単語があります!

「約束」という単語を訳す時に最もよく使用されるのがPromise だと思いますが、この単語は確かにカバー範囲が広いので非常に便利な単語です。予約という意味では使用できませんが、ほとんどの「約束」をカバーしてくれます。

また、実際には英文章でよく使われているのですが、日本人があまり使用しない「約束」がUndertake, Undertaking です。この単語はほぼPromiseと同じように使用できますが、「着手する、取りかかる、企てる、請け合う」というニュアンスが出てくるので便利です。

ビジネスなどで経営陣が株主などに対して行う「約束・公約・言質」には、 Promise は少し子供っぽいということで、Undertakingの方が好まれます。また、Commit、Commitmentなどを使用するのも一般的です。

We are deeply committed to achieve this year’s budget.

(今年度の予算達成に深く専心しています。)

Our commitment to develop a new product has never faltered.

(新製品開発の決意は揺らいだことがありません。)

 

まだある、法律や宗教関係で使う「約束」

また、法律的な「約定・契約」には、Agreement、 Contractが使用されます。

同じ法律用語でも、「保証・保障」のニュアンスが入ってくるとGuarantee、assurance、obligation などの単語が相応しいですね。

Pledge、Oath もフォーマルな文章で使用されることが多いですが、日本語では「誓約」と訳すのが相応しいでしょう。例えば法廷で最初に述べる「誓い」にはOathが使用されます。この法廷でのOathは、通常聖書(イスラム教徒の場合はコーラン)に手を置いての発言なので、「神様に誓って嘘を付きません」という意思表明になります。

Pledgeには「強い決意」という意味もあります。(ただ in pledge とすると、「質に入れる、抵当に入れる」という意味になってしまいます。)

He gave us a pledge that he would stop smoking.

(彼は我々にタバコをやめると固く約束した。)

 

最後は神様との約束です。結婚式などでの「誓い」はVowが最も一般的ですね。

I have taken a vow to be faithful at our wedding.

(結婚式で、浮気をしないと誓った。)

Baptismal vows は、クリスチャンの洗礼時の誓約を意味します。

Oathは神様との約束にも使用できます。Covenant は、「契約、盟約、誓約、捺印証書、契約条項」などの意味がありますが、語源は、「神とユダヤ人の間の聖約」です。Land of the Covenantはユダヤ人にとって「聖約の地」を意味します。

語源を調べる・知るというのは、歴史・文化を学ぶことなので、実は非常に興味深いエクササイズです。

 

皆さんも色々な「約束」を使い分けてみてくださいね。

 

 

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現在、オーストラリアのメルボルンに在住です。 日本を1991年に離れ、オーストリア、アメリカなどに居を構えました。20年近く、外資系金融機関で、リサーチ、営業に携わってきたので、専門は、金融/経済/会計ですが、現在は幅広く翻訳の仕事をしています。