書くということ

年々、当社で扱う添削量が大幅に伸びてきています。

もちろん、インターネットの普及で、オンライン専業の
サービスにも安心感というものが生まれてきているという
側面もあるかとは思います。

ですが、それ以上に、英語を書くというニーズや、
英語を実際の生活や仕事で使う人が増えてきている
ことを示唆しているような気がします。

人間(仕事)のコミュニケーションツールとしては、
対話から電話へ、郵送からFAXへ、そして
インターネットの登場により、TV会議、eメール、チャットツール、SNSへ
その軸足を移してきています。

時代を追うにつれて、対面のコミュニケーションから、
遠隔地で、そして、時間の制約からも自由なツールに
切り替わってきています。

最近では、迷惑メールが多く、仕事の効率も落とすeメールに変わって、
社内SNSを利用したり、チャットワークなどのチャットソフトを使って
仕事を効率よく進める先進的な会社も増えてきました。

もちろん相手の表情を見ながら話せる会話型コミュニケーションに勝る
ツールはありませんが、「話すこと」は「その時間」に、
「そこに」相手がいないと使えないという意味で、場所・時間に縛られます。
そのデメリット故に、仕事の効率およびコストの観点から、
よほど重要な場面でもない限り許されない手段になりつつあります。

別の見方をすれば、海外進出の進んだ今の日本には、時間と場所の制約が
多い職場が増えてきたとも言えます。製造業では、海外支店の数が、
国内支店の数を超えてしまったという記事が、日経新聞にでていましたね。
(2013年1月)

これからますます「場所」と「時間」にしばられない「書く」という
コミュニケーションツールの重要性は増えてきます。

ただ、言語の伝達力だけで伝えられる情報は、対面のコミュニケーションが
100%だとしたら、たった7%程度だそうです。
これは、いかに人間が、表情やジェスチャーから多くの情報を読み取っているか
ということを意味しています。

そういう意味で、言葉のみによる伝達は非常にリスクを伴うことを
理解する必要があります。ましてや、英語という扱いなれない
異国語をつかうならなおさらそのリスクは高まります。

「英語」だけを学ぶ時代は終わりました。

「書く」というコミュニケーションの性質を理解した上で、
相手と状況に応じて、いかに正確に、適切なトーンで、
伝えたいことを確実に伝えるのか。

これからの時代に求められる
英語でのライティングコミュニケーションスキル、
引き続きフルーツフルイングリッシュで学んでください。

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