【英語で日本の制度を説明する!】法人税について

ビジネス英語 日本の法人税について英語で説明する

皆さん、こんにちは!

旅行が好きで趣味が仕事になってしまった元海外添乗員兼英語の通訳ガイドの私が、英語の便利表現や学習方法などの情報を発信しています。

今回は、会社のオフィス内で頻発する「日本語でも説明できないことを英語で説明させられる」話です。

私の勤務先の社長はアメリカ人です。
ここだけの話、日本に住んで長いにも関らず日本語&日本の制度を理解しようとしないため、いつも苦労しています(笑)。

一番困ることが、「日本語でも説明できないことを英語で説明させられる」ことです。
内心の焦りを隠しつつ、表面上は笑顔を保ち「Give me a while. Let me check.」と言って、まず日本語で調べ、それを外国人に伝わるよう英語に直しています。

難儀な仕事ではありますが、実はこの作業が私にとって一番効率よく新しい英語が身に付く勉強となっており、ガイドとしてのスキルの糧になっていることは間違いありません。

今回はそんな苦労の日々の一場面を切り取り、あなたと情報を共有したいと思います。

 

何でこんなに税金が高いの?

ある日、社長が「Why are taxes so expensive? I need an explanation. Could you contact our accountant and ask for it?」と言い出しました。
会社に課せられる税金としては、法人税(いろいろ種類あり・・・)、消費税、固定資産税などがありますが、私もいつも税理士に任せていたため、そこまで詳しくは理解していませんでした。

税理士に相談し、会社の納付する税金は法人税の割合が高いので、そこに焦点を当てて説明してはどうかとアドバイスをもらいました。
そこで、私は一から法人税を調べる作業に着手したのでした。
※以下すべて2021年11月の情報です。

 

 

法人税は3か所に払う必要があるの?

以前に法人税の納付書について、国、都道府県(ここでは北海道)、そして会社がある市区町村の3か所から納付書が届き、社長から「Why do I need to pay for 3 different governments? 」と言われました。
その時は、「Because it is decided by Japanese Tax Law.」と言いましたが、考えてみたら確かに同じ税(厳密には同じような名目の税金)を3か所に払うというのは疑問を感じることです。

詳細は割愛しますが、調べた結果とても複雑なシステムだと理解したため、税理士と相談の上、私は以下のような文から始まるメールで社長に説明する作戦を実行しました。

Please refer to following my explanation below.
Japanese Tax Law is extremely complicating and the percentage of tax varies by prefectures, cities, towns and villages.
I hope you kindly understand my explanation.

Corporate Taxes can be divided into..
Ⅰ. 「法人税」(Corporate Tax) & 「地方法人税」(Local Corporate Tax) to Tax office
Ⅱ. 「法人事業税」(Corporate Business Tax)、「地方法人特別税」(Local Corporate Special Tax) & 「法人道民税」(Corporate Prefectural inhabitant Tax) to Hokkaido
Ⅲ.「法人市民税」(Corporate Municipal Tax) to Sapporo city

まずはこんな感じで始めました。

 

法人税支払いのパーセンテージとは?

次は法人税の支払い率についてです。
税率についてもかなり複雑だったため、私は泣きそうになりながら、国税庁のホームページに入り税率が書いてある資料を全て英語にして社長に送りました。
以下に添付致します。

「法人税」(Corporate Tax)

15% (if the revenue is less than 8 million yen)
23.2% (if the revenue is over 8 million yen)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5759.htm

*You can refer to my translation of the table of Corporate Tax to Japanese Government.
Attached file ①

Percentage of the Corporate Tax (to Japanese Government)

ビジネス英語 日本語で説明できないことを英語で説明する「法人税」①

 

 

「地方法人税」(Local Corporate Tax)

4.4% of the amount of the Corporate Tax
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/hojin/chihou_hojin/01.htm

*You can refer to my translation of the table of Corporate Tax to Japanese Government.
Attached file②
*The percentage was raised from 4% to 4.4%, it seems.

Percentage of the Corporate Tax (to Hokkaido Government)

ビジネス英語 日本語で説明できないことを英語で説明する「法人税」②

 

そして、こんなのもありました。ご参考までに記載します。

「地方法人特別税」(Local Corporate Special Tax)

43.2% of the amount of the Corporate Business Tax
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/zim/tax/houzin_z01.htm

 

「法人道民税」(Corporate Prefectural inhabitant Tax)

3.2% of the amount of the Corporate Tax
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/zim/tax/houzin_z01.htm

 

「法人市民税」(Corporate Municipal Tax)

9.7% of the amount of the Corporate Tax
https://www.city.sapporo.jp/citytax/syurui/shiminzei/hojin.html

*You can refer to my translation of the table of Corporate Tax to Japanese Government.
Attached file③

Percentage of the Corporate Tax (to Sapporo Government)

ビジネス英語 日本語で説明できないことを英語で説明する「法人税」③

 

 

日本の法人税制度って複雑です!

日本の法人税のシステムについて英語で情報をシェアさせていただきました。
日本語でも説明が難しいものが、英語で説明となるとさらにハードルが上がります。

あなたが今後、英語を使って仕事をしていきたいと考えている場合、こういう話題もいずれは克服しなければならないでしょう。
私は、日本について勉強しない社長のおかげで日々英語力が向上していると感じています。
今後、こういう話題も積極的にシェアしたいと考えています。
是非、一緒に頑張っていきましょう!

 

 


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ABOUTこの記事をかいた人

元海外旅行会社の営業マン&添乗員 その後、公立高校の英語教員に転職。英語教育経験を経て再び旅行業界にカムバックしました。現在は、北海道で英語ガイドを満喫中です。海外旅行や英語ガイディングで必要な英語フレーズや語法、単語、コミュニケーションについて中心に執筆しています。