「私の全部が耳?」”I’m all ears”っていったい何?

「私の全部が耳?」"I'm all ears"っていったい何?

こんにちは。Fruitful English講師のAtsukoです。

「英語は苦手~」と思っている皆さんも、実は、自分で思っているより、英単語を知っているものです。体の部位関連の名詞もそうですね。たとえば、

“I’m all ears.”

この中には、皆さんが知らない単語は一つも無いはず。。。もちろん、”ears”だって、楽勝ですね。日本語の「イアホン」も”earphone”から来ています。(ちなみに、アメリカでは、”earbud”と言う方が主流です。)

 

「私の全部が耳」って何?

 

ところで、”I’m all ears”って、どういう意味?「私の全部が耳」、「私は全部耳」?はい、直訳はそんな感じですよね。自分が全部耳なんだから、つまり、「しっかり聞きますよ」っていう意思表示です。相手の話を「聞かせて、聞かせて」って、興味津々で聞く際に使います。

たとえば。。。あなたの同僚のChristyは、昨夜はデートがあったはず。今朝あなたの顔を見るなり、Christyが飛びついてきて・・・・

“Can you believe what he did last night?”

“Tell me! I’m all ears.”

どんなデートだったかを知りたいあなたは、耳をダンボにして、Christyの一言も逃さず聞きたいわけなので、このフレーズがピッタリ来ます。

でも、このフレーズ、誰かの悪口やゴシップにしか使えないわけではありません。たとえば、部下に悩みの相談を持ちかけられた上司が、全ての作業を止めて、しっかり部下と向き合って座り、一言。

“Go ahead. I’m all ears.”

真剣に話を聞いてくれる、頼れる上司って感じがしますよね。

耳を使ったイディオムをもう一つ

 

“play it by ear”

職場で頻繁に使われるのはこちら。これは、直訳するのも、なかなか難しいですよね。もともとの意味は、音符を使わずに、耳で聞いたまま弾く、というものです。それが転じて、「成り行きに任せる」、「臨機応変に対処する」という意味で使われます。

私は、このフレーズを、アメリカで会計事務所に勤務していた頃、何度使ったことか。私の職務の一つに、クライアントの税務調査対応がありました。日本の国税庁に相当するのは、Internal Revenue Service、略して”IRS”。税務当局とのミーティングは、常に緊張感がありますが、心配そうなクライアントに向かって一言。

“We don’t know what they really want. Let’s play it by ear.”

IRSの調査の目的が明確ではないから、臨機応変にいきましょう、という感じです。「出たとこ勝負」という意味にも取れますが、結局は、”Let’s play it by ear.” で会議を締める、ということも多いのです。実に便利な一言。

 

体の部位を使ったイディオムはたくさんあります。あなたの好きな体の部分はどこかしら?(って、別に変な質問ではありません。。。。)

 

 

 

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海外で学び、アメリカでの生活が20年以上。英語力はネイティブレベル。アメリカの公認会計士として15年以上働いた経験があり、豊富な実務経験を活かしたビジネスライティングの指導には定評がある。お客様評価も高く人気のある先生。