THE ROAD TO BECOMING A TRANSLATOR
翻訳家への道のり

Miyako先生が翻訳家になるまで

私の翻訳家への道のりは、初めて社会人になって働いた商社で、社内翻訳を先輩に習いながら始めたのが最初でした。
これは考えてみればお給料をいただきながら、講習を受けていたようなもので、とても恵まれた環境だったと思います。

その後結婚したのを機に、フリーランスで翻訳することを決め、トライアルなどを受けて自宅での翻訳を始めました。

私がフリーランスの翻訳者を始めた当時は、PCも一般に使われていない時代。FAXや宅急便で届けられた原稿を見ながら、和訳の場合は原稿用紙に手書きで翻訳を書き、英訳の場合はタイプライターを使って訳文を作成し、FAXや宅急便で送り返していました。辞書を揃え、参考文献を購入し、図書館に行って調べ、調査は大変でした。

当時は主に座り机で仕事をしていました。自分の周辺300度に辞書や参考資料をずらりと広げたまま置いておいて、いつでも見ることができるからです。それを思うと今こんなに簡単に、出掛けることもなく調査ができるのは夢のようです。

振り返ってみると「翻訳家への道のり」と言えるようなものが、あまりありません。チャンスに恵まれ、ごく自然に翻訳家になったように思います。

ただ「翻訳家であり続けるための道のり」というのはあったような気がします。
アウトプット(仕事)だけをしていると、私の場合は仕事のクオリティが下がります。言葉の仕事ですので、英語と日本語を両方たくさん読むこと、雑誌などで勉強すること、時には講習を受けてみることなどのインプットが必要だと自覚しています。
また途中、翻訳会社で働いた経験から、翻訳は決して一人で完結する仕事ではなく、校閲、編集をしてくださる方とのチームワークであり、「自分のところでできる限りのことをする」のを忘れないようにしなければ、と思っています。
後で校閲が入るから、という安易な気持ちをもたないように自分を戒めます。 

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