翻訳者になるには (1)
まずは翻訳コースを受けてみる
現在英語学習をされている生徒様、または翻訳家養成コースを受講中の生徒様で、将来は翻訳家・翻訳者のキャリアを目指したい、という方は少なくないと思います。が、実際にはどのように翻訳家・翻訳者としてのお仕事をゲットすればよいのかはあまり知られていないため、「勉強したは良いけれど仕事につなげにくい」と感じやすいかもしれません。
さて、翻訳家・翻訳者として仕事を得る方法にもいろいろなものがあります。その中でもまずおすすめしたいのは、翻訳スクールの翻訳家養成コースを受けてみることです。日本は海外諸国と異なり、翻訳を教える大学はないのですが、民間の翻訳スクールは非常にたくさんあります。
レベルは、ベーシックから上級者向けまで、ジャンルもメディカル、ビジネス、金融、IT、特許、技術と、各スクールでバラエティ豊かにそろえられていることがほとんどです。上級者向けのスクールやコースではジャンル別の専門知識が問われることが多いため、メディカル翻訳を目指すならメディカル分野での勤務経験があるなど、経験のある翻訳ジャンルを目指すと履修しやすいと思います。
Fruitful Englishにも文芸翻訳を教える英日翻訳家養成コースがあり、翻訳課題を提出すると、プロの翻訳家としても活躍する講師からの添削や解説を得ることが可能です。海外のティーン向け小説やノンフィクション作品、短編小説などが主な翻訳材料で、時にはコンペティションとして優秀な翻訳作品に投票するコースもあります。
「文芸翻訳はシーンや難解な表現の理解が難しい」とされ、敷居の高さが感じられがちですが、Fruitful Englishでは翻訳ワークブックや講座内SNSでの質問を通じ、完全に納得してから翻訳作業に臨むことが可能です。こうした充実したサービスを活用し、まずは翻訳者・翻訳家としての実力を磨いたり、専門知識を身につけたりしていきましょう。
翻訳者・翻訳家養成スクール・コースを選ぶうえでチェックしたいのは、修了後のお仕事サポート制度の有無です。大体の場合、成績優秀者を翻訳会社・エージェントに登録し、お仕事を優先的に斡旋する制度が設けられているので、学習が終わった後の仕事探しが比較的楽になります。
Fruitful Englishでも、優秀者に翻訳講座の作業をお仕事として依頼する「フルーツフルイングリッシュ認定翻訳家制度」というものがあります。翻訳者・翻訳家としてのキャリアをスムーズにすすめたい方にはぜひおすすめです。