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翻訳家の一日

私の仕事の毎日

by Miyako

私がフリーランスで翻訳をするようになって、特に心がけていることがふたつあります。
ひとつは毎日の運動です。通勤やランチタイムの外出など、定期的にそれなりの距離を歩くサラリーマン(最近のリモートワークをするようになるまではですが)に比べ、自宅でPCの前に張り付いて仕事をするフリーランスの翻訳家は、意識して運動をするようにしないと極端な運動不足になります。PCの前に座り続け、買い物は車で、という生活を続けていると体重はどんどん増え、肩こりがひどく体調も悪くなったことがありました。今では写真撮影という趣味を兼ねて、朝か夕方必ず毎日歩きます。雨の日は家の中で運動をします。これは気分転換にもなっています。

私の仕事の毎日

もうひとつは仕事をとりすぎないことです。アウトプット(仕事)ばかりしていて本を読む、何らかの勉強をするインプットの時間がなくなると、自分が痩せ細って良い仕事ができなくなる気がします。

一時期翻訳会社で品質管理を担当したことがありますが、長い間お付き合いをしている翻訳家の方の中には、「あれ、最近どうしちゃったのかしら?」と思うほど、翻訳のクオリティーが段々と下がっていく人がいました。一度翻訳家になったからもう安心ということではなく、勉強は一生続けなければならないと思っています。

冬の日の私の仕事は、フットウォーマーに足を入れ、綿入れ丹前を羽織って開始します。部屋の温度が高くないほうが頭がすっきりして働きやすいからです。リラックスできるようにBGMをその日の気分で選び、参考にする本がある場合はそばに置きます。オンライン辞書、類似用語辞典などオンラインで利用するものを立ち上げ、固定します。参照するファイルをすべて開き、これで仕事開始です。

翻訳は、自分は原文を読んで理解しているので、訳した日本語が本当にベストか、分かりやすいか、訳した直後には分かりにくいものです。翻訳はかならず納品前に少し寝かせ、自分の頭から原文の英語が消えてから、もう一度読み直します。読み直してみると、流れが悪かったり、分かりにくかったり、誤字があったりで、必ず直す箇所があります。そのため、締め切り前ぎりぎりに仕上げることは避けなければなりません。

自分のペースで仕事の量を調整でき、通勤電車で人に揉まれることなく仕事ができる、ストレスの少ない(また別のストレスはありますが)この仕事を私は気に入っています。 

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