ビジネスの世界と英語ーその7.  面接と履歴書

ビジネスの世界と英語ーその7.  面接と履歴書

こんにちは。講師のShinichiです。

今回は、「面接」と「履歴書」について書いていきたいと思います。

 

まず英語では、「面接」は、an interviewです。「履歴書」は、a resume (正式な書き方 = résumé)、または英国ではa CVと言います。

もしあなたが外国の会社の入社面接に行くとしたら何に気をつけたらよいでしょうか。

 

外国の会社の入社面接での注意点

私の経験上、一般の日本人が気を付ける点は以下の様なことと思います。

  • 用意を忘れず。面接で聞かれることを想定、自分が言いたいことをまとめ、リストを作ったら、鏡の前で面接の練習をします。できれば家族や友人を巻き込んで練習をするとよいでしょう。
  • 相手の目を見て話すこと。じっと睨みつけるとやはり相手も怖くなります。気軽に目をあまり外さない様にします。目を見ないで話すのは日本人に多い癖です。
  • 雇ってもらうという立場と思いすぎないこと。面接を受ける側も会社の様々な要素を判断して選ぶ立場であることを忘れないことです。これが無いと積極的に思われず印象が悪くなります。できれば自分という商品を売り込みに行く様な意識を持って面接を受けるとよいでしょう。
  • 個性を見せること。例えば、銀行であれば、暗い色の落ち着いたスーツと落ち着いた物腰。ファッション業界であれば、今を思わせる服装と明るさを前に。
  • 給与や雇用条件などは最後に話すか後の面接まで話さないかの選択をした方がよいでしょう。まずお互いを知ること、将来の姿を語り合う事に集中します。

 

それでは、「履歴書」の話です。例から始めます。

英語の「履歴書」の書き方例

Candidate Name(名前)

City, State(住所)

Phone: (000) 000-6300                  email:  name@gmail.com

(少し行を空けます。)

Executive Summary

ここでは、2か3文で、業界の経験や得意分野を説明します。大事なことを簡潔に書きます。

 

Skills (能力/得意分野)                                                                                                      

  • 箇条書き(Bullet Points)が良いでしょう。
  • 強みと能力を書きます。
  • ITについても書くとよいです。例えば 、CDK, vAuto
  • 言語。例えば: English (fluent)/ Spanish (intermediate)/ Japanese (native)
  • この書き方を崩さず一定に。

 

Work Experience

Company – City, State (社名、国と都市名程度) /  Month and Year – present (いつからいつまで在籍;presentは「在籍中」)

             Title (肩書)

  • 現在の地位や職務の詳細を書きます。動詞は現在形を使うと生き生きして見えるでしょう。
  • 経験や知識を得た例やその年月の長さを書きます。
  • 地位や管理育成した部下の人数、個人や指導したチームのひと月平均売り上げた個数や量など。
  • 箇条書きには要点を書く様にします。
  • グループで行った特別なプロジェクトを一項目として加えてもよいです。
  • 製品やサービスに関しての内部や外部のとの連携を書くなどをします。
  • 動詞は強い印象を与えるものに。✔︎ achieve/ reach/ strive/ create/ manage/etc. ✖︎ supposed to/ hope/ etc.
  • 重要な職務にもとづかない別の職務などははぶきます。(例:財務管理が職務に対して、社内報の作成)
  • 最も新しい現在の職務についてはより詳しく書く様にします。
  • ←Bullet pointをはじめ、句読点のサイズが違うなどが無いように履歴書の書き方の見栄えにも気を配りましょう。
  • 箇条書きでは、ピリオドをつける、付けないなど決めたら全て同じ様になる様にします。付けたり付けなっかったりするとよくありません。
  • 箇条書きのそれぞれには一人称の”I”は付けません。✔︎ Manage/Managing three subordinate ✖︎ I manage three subordinate

             

Company – City, State  /  Dates Employed (古い記録は雇用された月・日くらいでよいでしょう。)

              Title

  • 過去の会社の所属の英語は過去形にします。
  • 各昇格(promotion)の時期がわかる様にするとよいです。
  • 重複しない様に職務や権限をそれぞれの地位に基づき書きます。

 

Company – City, State                                                                                                 Dates Employed

              Title

  • 新しい経験から順に最後に一番古い経験が来る様にします。
  • 古いほうの経験ほど箇条書き数は少なくします。

 

Education

Maiji University – Business Administration (商学部)                                         2005

Tokyo Minami High School –                                                                     1994 – 1998

 

Certifications and Awards ()

  • 資格や免許と取得年
  • 表彰などと取得年(例えば、書いた書物の賞など)

 

References (これは、推薦者です。書かなくてもよいですが、英国などではよく書かれます。先生、教授、親戚の医者などできるだけできるだけ箔がつきそうに)

Name, Title, Phone Number

 

他の注意点

  • 太字は最小限に止める。これがあまりに多いと最悪脅迫文の様に見えますので。大事な点はよりイタリックや下線で限定的にします。
  • 日本の履歴書にある様な趣味や個人的な特技など経験や技能または将来の掴みたい仕事に関係の無いことは書かない様にします。
  • 全角を使わないこと。日本語ソフトが入っていないコンピューターでは文字化けします。
  • 英語の信頼できるwebの英文履歴書の例を参考にすると効率的と思います。

 

Shinichi

 


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ABOUTこの記事をかいた人

2004-2006年に米国資産評価会社本社付け日本地域プロジェクトの翻訳専任担当で日英翻訳デビューしました。現在に至るまで翻訳に関わりながら、経営コンサルタント・事業管理など実務を経験しています。英国大学・大学院で、英語基礎コースを経て経営学修士と金融投資スペシャリズムの取得まで、エディンバラ市に3年在住していたことがあります。多国籍企業の役員からバイオ科学者、企業家、大学長、環境保護活動家など様々な外国籍友人がおります。