【翻訳家になるには】キャラを考慮してfoul language(汚い言葉遣い)を翻訳する

キャラを考慮してfoul language(汚い言葉遣い)を翻訳する

みなさん こんにちは!

FE英日翻訳家デビュー講座の講師のMisaです。

前回のブログでは「キャラの違いを出してセリフを翻訳する」ことをお話ししました。今回も同じく、キャラ絡みのトピックを! 題して「キャラを考慮してfoul language(汚い言葉遣い)を翻訳する」です!

 

「えっ、なんでいきなりfoul languageなの?」というお声が聞こえてきそうですが…。

わたしは現在、英日翻訳家デビュー講座で『Hey, Kiddo』というビジュアルブック(漫画本)を受講生のみなさんと翻訳しているのですが、この本の中にfoul languageがたびたび登場するんです。

そのほとんどが、主人公のジャレット少年の祖母、シャーリーのセリフ!
このおばあちゃんのキャラが強烈なんです!

「愛情豊かでありながら、自分勝手で喜怒哀楽が激しく、テレビとお酒と煙草が大好きで、酔うとヒステリックになり暴れることもある1927年生まれの女性。goddamned、bullshit、bastardなどのfoul languageが口ぐせ」という濃い~プロフィール!

でも、意外とこういう強烈なキャラのセリフは訳しやすいんです!

キャラが強烈な分、言葉遣いや口調がイメージしやすく、
「これって、映画でいえば、あのキャラみたいな感じかな!」と「モデル」になりそうなキャラも想像しやすいからだと思うんです。

さらに、「訳していてとっても楽しい!」というオマケまでついてきます!

それは受講生のみなさんも同じだったようで、みなさんの翻訳原稿を読んでいたとき、「わっ! うまい!」と何度もうなりました! このシャーリーばあちゃんのセリフを、みなさん生き生きと訳していて、みなさんのノリの良さが、訳文からしっかりと感じられました!

 

ほんの1行の翻訳力診断テスト!

さてここで、このシャーリーばあちゃんのセリフをひとつご紹介しましょう!
もちろん、foul language入りです(笑)。

”If you don’t take care of it, I’ll flush it down the goddamned toilet.”

*設定:動物嫌いのシャーリーばあちゃんが、ハムスターを飼うことになったジャレット少年(8歳)に向かってこう言っています。ジャレット少年は3歳のときに祖父母に引き取られ、以来、祖父母の家で暮らしています。

*直訳:「もしおまえがハムスターの世話をしないなら、ハムスターを忌まわしいトイレに流してやる」(it = ハムスター)

 

さあ、みなさん、シャーリーばあちゃんの強烈なキャラを考慮して、このセリフを翻訳してみましょう! foul languageはどう処理しますか?

 

翻訳のコツはわずか2ステップ!foul languageのシンプルな処理方法

 

みなさんもご存知のように、このセリフでfoul languageはもちろんgoddamnedですね!
このように、foul languageを含むセリフを訳す方法はいくつかあるのですが、
今回はそのうちのシンプルな方法をひとつ、ご紹介します。

手順は、わずか2ステップ! こんなん↓で~す。

 

1.まずfoul languageをはずした状態でセリフを訳す。(もちろん、キャラを考慮して!)

2.そうやって訳したセリフを、「荒っぽい口調」または「下品な口調」に変える。

はい! これだけなんです! ではみなさんもご一緒に、この2ステップにしたがって訳してみましょう!

 

まず1.は、シャーリーばあちゃんのキャラを考慮すると、

「おまえが面倒みないなら、トイレに流しちまうよ」 

あたりだと思います。

 

そして2.は、これを「荒っぽい口調」または「下品な口調」に変えるので、

「おまえが面倒みないなら、さっさとトイレに流しちまうよ」とか「おまえが面倒みないなら、トイレに流してあの世に行ってもらうよ」

あたりが合うのではと思います。

 

シャーリーばあちゃんはすでに口調が荒っぽいので、2.のステップはやや難儀ですが、「さっさと」を加えて荒っぽさを強めたり、「あの世に行ってもらうよ」とお年寄りがよく使いそうな表現を加えると、キャラが立ってくると思います。

 

英日翻訳の世界にようこそ~

さて、みなさんはどんなセリフが思い浮かびましたか?

みなさんもご存知のように、翻訳は答えがひとつではありません。「おっ! このセリフ、ドンぴしゃ!」「わあ! こういうワイルドなセリフ考えるの、おもしろい!」と思った方、英日翻訳の世界にようこそ~! 3150に楽しいよ!

ここでひとつ、耳寄りな情報が!

この『英日翻訳家デビュー講座 Hey, Kiddo』の第2回目が、4月に開講予定です! シャーリーばあちゃんのワイルドなセリフの翻訳にチャレンジしたい方、ぜひjoin us!!

 

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翻訳家のたまご

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兵庫県出身。大阪女学院短期大学英語科、Gwinnett Technical Institute Travel Management学科卒業。電機会社勤務、英語塾経営・運営を経て、翻訳業に従事。現在、児童英語講師と翻訳通信講座添削トレーナーも務める。 翻訳実績(和訳):ノンフィクション(人文系)、コミック(英文学対訳シリーズ)、雑誌(クラフト系)、映画関連資料(公式サイト、劇場用パンフレット、予告編、特典映像、プレスリリースなど) 『趣味は洋画と洋楽(〝あの〟映画を観てからQueenに夢中!)鑑賞、阪神タイガースの応援(田淵・掛布時代からのファン! わっ、古ぃ~)。日課は20分程度のウォーキングとストレッチで、運動不足解消のため両手両足を大きく振って歩くので、すれちがう人から「お! がんばっとるな!」と声をかけてもらっています(笑)。そして夜はお酒のアテづくりと「家呑み」。毎晩8時以降は居酒屋の女将に変身します!』