【海外生活】ところ変われば習慣も変わるんです!

海外生活 習慣の違い

皆さんこんにちは、羊の数が人口よりも多いニュージーランドに暮らすA.Mioです。

毎年8月のこの時期は冬のニュージーランから逃げて、家族が住むロンドンで過ごすことが多いのですが、今年はコロナウィルス危機の影響で予約していたチケットをキャンセルしてがっかりしているところです。これを読んでいる皆さんの中にも、計画していた海外旅行をキャンセルした方も多いかもしれませんね。

ところで、海外に興味がある日本の方によく聞かれれる質問があります。

 

「海外で長く暮らしていて、日本と何が一番異なると思いますか?」

海外生活が長くなると(特に永住すると)あきらめの境地、とも言うべきか、食事や考え方の違いには慣れて、特に‛カルチャーショック‘というものは日々の生活の中で感じる事はありません。それでも、日本の文化と決定的に違う点も幾つかあります。今回は英語圏ニュージーランドと日本の生活の違いで面白い点を2点ほどご紹介したいと思います。

 

海外生活のなかで感じる日本との違い

まず一つ目は、社交の仕方についてです。日本でも4月の会社などの新人歓迎会にはじまり、年末の忘年会などの社交場面がありますよね。私自身も日本の私立校で教えていた時代には比較的多くのパーティーがあったことを覚えています。そこで決定的に異なるのが、英語圏(欧米圏)では、会社のパーティーは通常はパートナー(伴侶)も共に参加するというです。

ここニュージーランドではコロナウィルスの感染状況が収まり生活が通常に戻りつつあるので、先週私の夫の会社の食事会(というか、飲み会です)に子供をベビーシッターに預けて参加してきたことろです。日本では夫/妻などの会社の飲み会やパーティーに同伴することは殆どありませんが、こちらは暗黙の了解で、それが当然とされています。実際、私が「子供の寝かしつけに時間がかかるので今回のパーティーは私抜きで」と夫の会社のボスに伝えたところ、「ベビーシッターを頼むことができる日時に合わせて予定を変更するから参加してよ!」ということでした。

あまり社交的ではない人はこのような場は苦痛なことで、以前「毎年クリスマスパーティー時期が苦痛で仕方がない」と嘆く日本人の奥様の声をきいたことがあります。日本で生活していると経験しないことですので、慣れるのに時間がかかるのかもしれませんね。逆に、私達夫婦が日本に住んでいた時代に、私の職場の飲み会やパーティーに自分が全く招かれないことを不満に思っていた夫も、深い文化差を感じていたようです。

海外生活にあって日本にはないハグ文化

2つめの大きな違いは、ハグ文化です。ニュージーランドだけに関わらず、欧米圏では人と会った時に大抵の場合ハグをして挨拶をかわします。これはイギリス文化圏(オーストラリア、ニュージーランドも含む)よりもさらに南ヨーロッパ圏の方濃厚なハグをかわす文化がある様です。真偽はわかりませんが、以前ある記事で今回のコロナウィルスの感染がイタリアやスペインといった国で深刻に広がった要因の1つに、ハグ&キスといった人とのコミュニケーションの取り方があるというのを読んだことがあります。

ここニュージーランドでも初対面の人とはハグをかわすことは稀ですが、比較的親しい間柄では男女問わずにハグを挨拶と共にかわすのが一般的です。私は日本で育ったので、こちらに十年以上住んでいても何だか少し照れくささが残ってしまい、ついつい手持無沙汰な(?)自分の手を相手の肩にポンポン、としてしまうクセが抜けず、今では家族や友人間では内輪のジョークとなっています。

というわけで、日本を訪れる予定があるというニュージーランド人にはよく「ハグには気を付けてね!」と言って送り出します。海外を旅行したり、滞在したことがある人はなじみのある光景かもしれませんが、そうでない人にとってはいきなり人に抱きつかれたら驚きますよね。

今回の記事で触れた社交場面や人との距離の取り方の違いは、どちらの文化のやり方が正しい/間違っている、ということではありません。それぞれの文化の中で、その歴史や社会的背景の中で人々の中で受け継がれてきたものの1つなのです。自分の日本人としてのアイデンティティーを大切にしながらも、かの有名な諺”When in Rome, do as the Romans do(郷に入れば郷に従え)”のように、相手の文化や習慣を尊重しながら上手く順応していくこととのバランスの大切さ。海外生活が長くなるとその重要性を机上の理論ではなく、経験則として改めて感じます。

次回の記事では社交場面でスムーズなコミュニケーションに欠かせない<英語の誉め言葉>を特集してみたいと思っていますので、どうぞお楽しみに!

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

日本だけでなく海外でも英語指導経験のある講師。大学卒業後一貫して言語指導に取り組んでおり、学習者の立場になり分かりやすく、親しみのある指導を心がけています。ニュージーランドで日本語指導経験もあり、教えるということに関してはまさしくプロ!